2021年入れてよかった住宅設備「タンクレストイレ」が選ばれる3つの理由
こんにちは!重信工務店のスタッフです。
このブログをお読みの方々、「タンクレストイレ」が気になっていらっしゃるかと思います!
そもそも「タンクレストイレ」って何かというと、水を溜めるタンクがないタイプのトイレ。トイレがスッキリ広々使えるので、生活感が出そうなトイレも、おしゃれな雰囲気になりやすい!とご要望をいただくことが多いです。
しかし、タンクレスだからこそのメリットデメリットがあります。
これから10年以上使っていくトイレなので、デメリットもきちんと知っておくことも必要です。
今回は、そんな人気のタンクレストイレをご紹介し選ばれる理由とデメリットをご紹介します!
▼目次
・タンクレストイレとは?
・タンクレストイレが選ばれる3つの理由
・タンクレストイレのデメリット?4つの気になる点
・タンクレストイレのデメリットを避ける方法
・まとめ:メリットデメリットをよく知って、導入を
・タンクレストイレとは?
タンクレストイレとは、「水を貯めるタンク」がないタイプのトイレのことです。
最近は公共施設でも使われるので、使ったことがある!という方も多いですね。
タンクレストイレが選ばれる3つの理由
タンクレストイレが選ばれるのは、次の3つのメリットが理由にあげられます。
メリット①:デザイン性が高い
一番のメリットは、このデザイン性!
かなりスッキリしていているので、空間になじみやすく、スペースの取れないトイレも広く見せてくれます。
メリット2:掃除がしやすい
タンクありのトイレはでこぼこが多く、汚れがたまりやすいのが難点です。
しかし、タンクレストイレは、凹凸やすき間が少ないデザインで、表面がつるりとしています。
裏側にも簡単に手が届くので、日々の掃除がしやすいのが大きなメリットです。
メリット3:コンパクトなサイズ感
タンクありのトイレに比べ、本体サイズが小さいのもタンクレストイレの特徴です。
一般的なトイレは、畳1枚より少し小さいくらいの空間で広くはありません。
その中に、タオルかけや収納もおさめるわけですから、トイレ本体が小さいことでトイレの内装を工夫したり、広く見せたりすることも可能です!
タンクレストイレのデメリット?4つの気になる点
メリットもあれば、デメリットもあります。
ぜひ、「おしゃれだから」と決める前に検討材料として知っておきましょう。
デメリット1:ちょっとお値段が高めになりがち
どのメーカーも、タンクレストイレはタンクありに比べて割高の設定です。
ウォッシュレットありの場合、定価では5〜10万円くらい高くなります。
また、タンクレスの場合は手を洗う場所がないので「トイレ室内」もしくはトイレを出たすぐに別で手洗器をつける必要があります。
結果、タンクレストイレを導入するのに、トータルコストが高くなるため、全体のバランスをみながら予算組みをしていく必要があります。
だから、1Fはタンクレス、2Fはタンクのあるタイプを選ぶ方もいます。
デメリット2:故障したら全部交換!
タンクレストイレで悩む理由ナンバーワンはこれかもしれませんね。
もしトイレが故障した場合、タンクレストイレは本体含め全部交換することになります。
故障で多いのは、ウォッシュレットの電気系統の故障や便座の割れ、水が流れにくくなった、など。
タンクありなら、本体、ウォッシュレット(便座)、タンクが別々にできているので、壊れたところだけを交換できます。
しかし、タンクレスは一体型のためそれができません。
つまり、トイレをまるまるもうひとつ購入することになります。
住宅設備機器は毎日使用しますし、必ず壊れますので、10数年後〜20年後くらいにこのコストがかかってきます。
デメリット3:停電時の水の流し方
タンクレストイレは、水を流すレバーではなくリモコンで水を流します。
そのため停電時の対応が気になるところで、もちろん停電しても水は流せます。
メーカーによって違いますが、一般的なのは次の2つの方法です。
・リモコンに乾電池をいれておく
・本体横のカバーをはずすと、レバーがでてくる
流せないわけではありませんが、少し手間がかかることを知っておきましょう。
また、その時になって焦らないように覚えておくことも大切です。
デメリット4:水圧が低い家では使えない
タンクレストイレの水は、直接水道管につながっていて、その水圧で流します。
そのため水道の水圧が低い場合は、そもそもタンクレストイレを設置できないことがあります。
例えば、マンションの高層階、高台にある戸建て、戸建ての3階では水圧が足りないケースが出てきますので要注意です。
タンクレストイレのデメリットを避ける方法
ここまで読んで、けっこうデメリットもあるなと感じた方。
大丈夫です、こうすればある程度デメリットも回避できる方法をお伝えしますね!
それは、
「1階トイレにタンクレストイレ、2階トイレにタンクありトイレを設置する」
という方法です。
まとめ:メリットデメリットをよく知って、導入を
いかがでしたでしょうか?
タンクレストイレは、見た目のおしゃれさだけでなく、掃除のしやすさやコンパクトなサイズ感もあり選ばれることが増えています。
メリット・デメリットを踏まえ、設計者によく相談してどこにコストをかけるのか、どんな暮らしを大切にするのか考えて、楽しいマイホームを計画していきましょう。
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