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2022.01.08

大切なお金のお話 ー「諸費用」についてー

重信工務店
2022.01.08

こんにちは!重信工務店の情報通たぬき(スタッフ)です!

 

皆様、いかがお過ごしでしたでしょうか?

今年は雪やから冷え込みやら、、お体をご自愛くださいませ^^

 

さて、今日は年始早々、、年始だからこそ!大切な「お金」のお話です。
家づくりの「用語」として当たり前となってきた「諸費用」。
でも実際は「本当にかかるの?」「高いって聞くけど節約できない?」って言われます。

 

今日は、そんな諸費用について学び、かしこい家づくりのヒントにしていただければと思います。
しかし、会社によってその項目はまちまちでYouTubeや本に乗っていた情報が自分に当てはまらない場合もあるので余計にわかりにくいですよね。

そこで、今日は「諸費用」の項目や内容、相場感をまとめてお伝えしていきます!
現実的なお話ではありますが、家づくりの最初の段階で知っておくのは費用感で後で困らないようにするためにとても大切なことです。

 

▼もくじ
・諸費用とは?
・諸費用を5つに分けて解説
└諸費用1:土地に関する諸費用
└諸費用2:登記に関する諸費用
└諸費用3:附帯工事に関する諸費用
└諸費用4:申請、保険、ローンに関する諸費用
└諸費用5:現金で用意する項目
・まとめ:諸費用は項目を知っていれば、見落としなし!

諸費用とは?

まず「諸費用」ですが、「新築建売住宅」を購入するにしても、「家だけたてる」にしても「土地の購入」だけでもすべてに「諸経費」というコストがかかります。詳細は後述しますが、費用目安は注文住宅や新築マンションの場合で物件価格の3〜6%前後、中古住宅や新築一戸建て(建売住宅)の場合で6〜9%前後といわれています。仮に3,000万円の住宅を購入した場合、90〜270万円程度の費用がかかってきます。

 

冒頭にも述べた通り、項目と大まかかな費用感を知っておきましょう。

さて、注文住宅を建てる時に必要な費用として思い浮かべるのが、

・土地

・建物

の2つにかかるお金ですよね。でも、これ以外に必要なお金が色々とあります。

 

①土地の仲介手数料

②土地、建物の登記費用や司法書士さんに払う費用

③ローンを申し込む際に必要なお金

④建物にまつわるその他の工事費用

などの項目が上げられます。

 

これらをどこまで「諸費用」と呼ぶかは工務店や建築会社によるためちょっとわかりにくいですが、まとめて「諸費用」と考えましょう。
項目がわかっていれば、見積もりに入っているかチェックすることができます。

 

諸費用を5つに分けて解説

この記事では、諸費用の項目を大きく5つに分けてご紹介していきます。

 

▼諸費用の5つの分類
・土地

・登記

・申請、ローン、保険

・附帯工事

・その他

それでは順番に、ご紹介していきます。

諸費用1:土地に関する諸費用

土地を不動産屋さんから購入する場合、土地そのもの以外にかかる項目です。

▼土地の仲介手数料
土地価格の3%+6万円(+消費税)で計算されることが多いです。

これを不動産会社へ支払います。

 

▼印紙代
土地の契約書に貼るための「印紙代」。
5,000円から10,000円程度が必要です。

諸費用2:登記に関する諸費用

不動産登記は、不動産を購入・取得した際にその不動産の物理的状況(住所や面積、建物の構造など)や権利関係(所有権や抵当権など)を明らかにするために行うものです。

 

登記を行うにあたっては「登録免許税」を納めなくてはなりません。
また、登記の手続きを司法書士さんに依頼した場合は、その報酬が必要になります。
それぞれの相場は以下のとおりです。

 

▼登録免許税の税額
この計算式で求めることができます。
登録免許税額=不動産の固定資産税評価額✕税率

「不動産の固定資産税評価額」は、固定資産税額の基準となる価格のことです。
土地の場合は地価公示価格の約70%、建物の場合は再建築価格の50~70%もしくは新築工事にかかった費用の50~60%が目安です。

 

(例)固定資産税評価額が 3000万円の土地を購入し、所有権移転登記をした場合(税率2%)

3000万円✕2.0%=60万円

という計算になります。

 

▼登記を専門家に依頼した際の報酬の相場
不動産登記の手続きは不動産所有者自身が行うこともできますが、登記の手続きには専門的な知識が必要なため、司法書士さんに手続きを依頼するのが一般的です。

報酬目安:2万円~10万円
これらの報酬は担当する専門家によって異なります。

諸費用3:付帯工事に関する諸費用

付帯工事とは、ガス工事や屋外の給排水工事などの建物以外にかかる工事のことで、総費用の15%~20%が相場。会社によって一番項目や金額が異なるのが、この付帯工事かもしれません。

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▼付帯工事費の主な内訳
∟地盤調査・改良工事費…地盤を調査し、必要に応じて補強するための工事
∟外構工事…門や塀、玄関アプローチ、側溝、駐車場などの工事
∟給排水工事…給排水管の引き込み工事
∟解体工事費…建て替えなどの場合の家の解体に関わる工事

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ほかにも、これらの工事も「付帯工事」に含まれる場合があります。

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・空調設備の取り付け工事…エアコンの機器代や取り付け代など
・カーテンや照明器具などの工事…カーテンやブラインドなどの設置費用や照明器具の取り付け工事

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国土交通省が発表した「令和2年度 住宅市場動向調査 報告書」(※)によると、土地の購入資金と住宅建築資金の総額の全国平均は、4,604万円。

付帯工事費が総費用に占める割合は20%程度なので、全国平均を基に算出すると付帯工事費だけで900万円以上はかかることになります。

 

付帯工事費を少しでも抑えたい場合は、解体工事が不要の土地を選ぶようにしたり、外構・エクステリア工事の内容やグレードを見直したりするといいかもしれません。

また外構工事は建物を建築してくれる工務店で行える場合もありますし、別の外構・エクステリア専門業者に依頼することもできますのでお見積りをとって検討してみるのもいいかもしれませんね。

諸費用4:申請、ローン、保険に関する諸費用

住宅を設計すると確認申請や工事の完了検査など、さまざまな申請、納付金が発生します。
また、住宅ローンを利用する方がほとんどですが、住宅ローンでは手続きに必要な諸費用が発生し、合計すると数十万円ものお金が必要になるといわれています。

▼建築確認申請、検査手数料
家を建てる前に図面を揃えて役所に確認申請を出します。
建物が完成したら、きちんと建てられているか検査を受けます。
それらの申請や検査にかかる費用として、10万円程度がかかります。

滋賀県の場合、詳しくはこちらをご参考ください:https://www.zai-skj.or.jp/fee

▼住宅ローンに関する手数料など
住宅ローンを組む際には、保証料や団信保険料、事務手数料などの各種手数料が必要になります。
保証料や団信保険料は、金融機関によって現金で支払う場合と金利に上乗せする場合とがあります。

 

また住宅ローンの事務手数料は一般的にネット銀行では「借入金額×2.2%」、メガバンクでは「3万円+消費税」で定められています。こう見るとメガバンクのほうが手数料が安いように見えますが、メガバンクでは別途「保証料」が必要になるため諸費用の合計額では大きな違いは生まれません。

手数料の金額は金融機関によって異なるため、「事務手数料と保証料の合計額」で確認をするようにしましょう。

 

諸費用5:その他の項目
厳密にいうと諸費用とは違いますが、ここまでご紹介した項目以外にかかる費用についても説明しておきますね。

その他の費用は、現金での支払いが必要になることが多いため、資金計画の項目に入れておくことをおすすめします。

▼引っ越し費用
引っ越し費用は、一般的なファミリー物件の場合10万円が相場です。
3〜4月の引越し繁忙期には2倍の見積もりになることもあるので、可能なら引越し時期をずらしましょう。
また建替えの場合は2回引っ越しすることになります。その間の賃貸物件の家賃も必要です。

 

▼式典費用
地鎮祭や上棟式など、工事の節目に行う式典の費用です。
地鎮祭で神主さんにお渡しするお礼とお供物を合わせて、3〜5万円くらいが目安です。

上棟式は、大工さんへのご祝儀や飲食費用などをまとめて10万円〜20万円程度をみておきましょう。

ただ、上棟式までされる方は減ってきています。またご祝儀の費用も地域性がありますので、施工する会社に相談するとよいでしょう。

▼家具・家電、カーテンや照明など各種内装インテリアの費用
家具家電はどこまで揃えるかで費用が変わってきます。優先順位をつけて考えたい項目ですね。
またせっかくの注文住宅ですから、建築会社によっては造作が可能な場合もあります。設計に合わせて収納をつくってもらえれば、後からサイズを図って買いに行く手間も省けます。
また建物の費用内で納めることができる場合もありますので、造作が欲しい場合は相談してみることが大切です。

カーテンや照明の費用は、住宅本体に含める会社も多いですが、別途となる場合もあります。カーテンや照明をお客様側で購入する場合、問題なくつけられるよう設計士との打合せも必要です。
今はインターネットでおしゃれな家具・家電をお値打ちに購入することが出来ますので、ROOM CRIP、Instagram、Pintarestなどでつくりたいイメージを集めておくといいでしょう。

 

まとめ:諸費用は項目を知っていれば、見落としなし!

いかがでしたでしょうか?
今回は少し難しいお話しでしたがここまで読んでくださって、ありがとうございます!

諸費用は把握しにくい内容ですが、知っておけば「この予算ってなあに?」や「なるべく節約しよう!」というヒントになるかもしれません。
重信工務店は、しげのぶ不動産も経営する土地と注文住宅を手掛ける工務店です。
今回お伝えした諸経費ですが、一緒に会社で行えば費用を抑えることが出来る部分もあります。
わかりにくいこと、気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください!

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カテゴリ:家作りのススメ
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