【和モダン好き集まれ!】小庭編
こんにちは!重信工務店のスタッフです。
最近すっかり涼しくなりましたね。とんでもない大雨だったり、今年の猛暑だったりから解放されると、とても過ごしやすくなります。
ステイホームでお家で過ごされる方も多い近年、今回は家の中で自然を楽しむ「小庭」をご紹介します!
もくじ
・小庭とは
・小庭(坪庭)のメリット・デメリット
・ 小庭(坪庭)のデザイン時に押さえたいポイント
・デザイン例
・まとめ
それではさっそくお伝えします!
・小庭とは?
「小庭」とは、現代では「小さい庭」のことを差しています。別名だと「坪庭」とも言われていまして、「住宅の中に趣のある庭が欲しい」と、取り入れる方もいらっしゃいます。
元々坪庭は平安時代の貴族の屋敷における、建物同士を繋ぐ”渡り廊下に面した空間”を「壷」と指し、そこへ萩や藤などの花物の樹木が植栽されていた事に由来すると言われています。
平安時代の貴族が、渡り廊下を歩きながら季節の草花を楽しむ様子をイメージしてしまいますね。現代においても「建物の中にいながら楽しめる庭」というところは変わらないようです。
限られた範囲内で植物を身近に楽しみ、心穏やかに過ごすことのできる素敵な空間は、日本人の生活に合っているのだと思います。
さて、そんな小庭(坪庭)に憧れる方もたくさん!
せっかくマイホームを手に入れたから「緑が欲しい」と思う方も多く、近年は工務店の施工写真には多くの小庭・坪庭のお写真もありますね。
昔に比べ小庭・坪庭のデザインの幅も広がり純和風、和モダン、洋風、シンプル、カリフォルニア風と多種多様に飛んでいます。
ただ、いざ取り入れようと思っても「費用は?」「メンテナンスは?」「デザインは?」と不安もあるものです。
まずは、メリット・デメリットをご紹介します!
・小庭(坪庭)のメリット・デメリット
小庭は、「小さいお庭」ということでデザイン性はもちろんのこと、現代における「狭小住宅」、「住宅地」ならではのいろいろな悩みの解決につながる「機能面」のメリットが多くあります。
まずはメリットからご紹介しましょう!
【メリット】
・「明かり」を取り入れやすい
坪庭は小さな中庭としての機能があり、庭の周りを壁にすることで日差しが入り込む明るい空間になります。坪庭に面している壁に窓をつければ、室内から庭の様子を眺めることができ、日中は環境によっては庭からの明かりで過ごすこともできるでしょう。また夜は間接照明で、オシャレにライトアップすることも可能です。
・通気性が良くなる
坪庭が風通しの悪い京都の町家でも取り入れている理由は風の通り道をつくること、そして採光のためでした。現代でも坪庭は家の入口近くや、風の通る場所に配置されることが多いです。たとえば、奥行きの長い建物の中心部分、通り沿いに面した場所など。構造上や防犯上、窓を設置しにくいところでは、坪庭が通気性と開放感をもたらしてくれます。
・開放感がある
坪庭には「狭小空間を広く見せる」という効果もあります。広がりを感じられ、小さな部屋であっても開放感のある空間に見せることができます。
・日々、景色を楽しめる
四季折々の草花や木を植えることで、植物のある風景を楽しむことができます。
青々とした緑、秋の紅葉、凛とした冬、そして春の新芽など植栽によって自分好みにつくるのも楽しいですね。また、小庭をつくる場所によっても異なる景観を演出できます。例えば玄関周りだと帰宅時に、浴室の近くなら入浴中に、リビングの周りなら家族団らん中に、心身ともに癒される空間となることでしょう。
・よくある「庭」より、手入れが簡単
自身で行っていただく庭のお世話と言えば、
・水遣り ・除草 ・枯れ葉や虫などのお掃除
の3つが代表的ですが、これらは面積が広いと重労働となります。
共働きで、家事育児をしながら、、ではとてもやってられませんね笑
小庭(坪庭)のような狭い場所や中庭といった限られた空間であれば、面積も小さく日陰がちである事がほとんどですので、猛暑や真冬の寒さで体調を崩すリスクは少なくなります。
【庭(坪庭)があることのデメリット】
メリットがあれば、デメリットもあります。
・居住部分が狭くなる
小庭(坪庭)は生活に必ず必要な場所ではありません。家の敷地面積自体が広く、坪庭のためのスペースをつくる余裕があれば問題はないですが、限られた敷地の場合、家づくりの要望によっては居住スペースを圧迫してしまいます。
「家づくりで何を最優先にするのか」をよく検討した上で、坪庭の設置を考えましょう!
・断熱性が落ちる
小庭(坪庭)を取り入れると、家のなかに開口部をつくることになります。壁よりも窓のほうが熱損失は大きくなるため、断熱性を考慮した家づくりが必要です。
・植栽によっては手間がかかる
いくら小さなスペースであっても放置しておくと、草木や植栽が生え放題になってしまいます。規模にも寄りますが、芝生や手のかかる植木の管理は専門の植木職人に依頼する必要が出てくる場合もあります。そうなると、小庭(坪庭)の維持・監理にコストが掛かってきてしまいますね。
自分で維持・管理が出来そうかどうかも考えて取り入れましょう。
・小庭(坪庭)のデザイン時に押さえたいポイント
やっぱり小庭(坪庭)が憧れるな~という方に、続いてはつくる上でのポイントをお伝えしますね。
一度つくってしまうとなかなか変更がききませんので、しっかりと考えて大満足の小庭(坪庭)をつくりましょう!
POINT01.景観のしやすさ
自由度が高い通常のお庭とは異なり、小庭や坪庭は室内から眺める為の空間ですので、「室内からの見やすさ」をデザインに取り込んでおく事が大切です。
窓の大きさ、開口部の高さなど小庭(坪庭)の場所と間取りとのバランスを取って素敵なライフスタイルをつくりましょう。
POINT02.初心者は育てやすい植物や、強い植物、または石などを上手く使いましょう!
小庭(坪庭)は限られたスペースでつくるため、採光が届きにくかったり水はけが悪く雨の日は水たまりになってしまう場合もあります。
植物を植える際は、環境を考慮してデザインをしましょう。
・デザイン例
では、どんな小庭(坪庭)にしようかお考えの方向けに、今日は施工事例をご紹介します。
▶植栽と芝生を植えて、ウッドデッキをつけています。
▶玄関入るとすぐに坪庭。来客の目を楽しませてくれます。
▶外構の坪庭。帰宅が楽しみになります。
さらに!
重信工務店では、このような小庭をつくりました!
これまでの事例とは違い植物を無くした新しい和モダンの「小庭」です。
底には木材を敷き、石を敷き詰めました。
オシャレなライトアップでまるでわが家が旅館のように高級感が高まります。
来客時にも自慢できる小庭となっています。
この小庭なら、デメリットにもなりうる「採光・水はけ」や、水やりなどの植物の手入れが不要です。
重信工務店の代表、伊藤の力作ですのでぜひ見に来てください!
この小庭は、今重信工務店で見ていただける「平屋のモデルハウス」にあります。今なら期間限定で実際に見ていただけます。
■建物概要
・間取り:3LDK
・土地面積:77.94坪
・建物面積 延 26.45坪
この坪数に坪庭がおけるのって素敵ですよね!
・まとめ
和モダンな雰囲気のお家をさらにワンランクアップする小庭・坪庭について、いかがでしたでしょうか?
憧れの小庭(坪庭)をどうつくろうか、少しでも参考になれば幸いです!
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