建具の考え方【扉編】
こんにちは!重信工務店のスタッフです。
すっかり夏日ですね!エアコンをつけ始めた方も多いのでは無いでしょうか。
我が家はペットがいるので、なるべく自然の風を取り入れつつ「暑すぎない」「冷えすぎない」ように気を遣う毎日です。
さて、今日はそんな空間づくりの要になる建具『扉』についてお話していこうと思います。
そもそも建具とは何かというと、部屋と部屋をつなぐ開口部に取り付けられている仕切りの総称(ドアや窓、ふすまや障子など)を指します。
形や色一つで使い勝手やお部屋の印象を左右しますので、みなさまが後悔しないよう選ぶポイントをお伝えします!
▼目次
・開き戸か引き戸か
・開き戸のメリットとは?
・開き戸のデメリット
・引き戸のメリット
・引き戸のデメリット
・折れ戸という選択肢も
・まとめ
開き戸か引き戸か
大きなお部屋の仕切りとして、前後に開閉する「開き戸」、または左右に開く「引き戸」のどちらかを選択するかと思います。
間取りや部屋の構造によって選択できない場合もありますが、そうでない場合は用途やライフスタイルに合った扉を選ぶことが重要です。
開き戸のメリットとは?
場所を選ばない
開き戸の特徴として扉1枚分のスペースがあればどんな場所でも取り付けられます。
左右の壁を考慮しなくていいのでコンセントや装飾など自由に設置することができます。
パーツが豊富
おしゃれなドアノブやハンドルなど金物の種類が豊富なものも開きとの特徴です。
デザインの幅が広い
既製品でイメージに合うものがなかった時は、オリジナル造作で理想の扉を作ることもできます。
木製扉にすりガラスやステンドグラスを嵌め込むこともできます。
開き戸のデメリット
前後のスペースにゆとりが必要
開き戸を設置するときに確認したいのが、ドアを開いた先にドア分の余裕があるかどうか。
幅の狭い廊下でドアを開けたら通りがかった家族にぶつかってしまった…。
トイレのドアと便座の距離がギリギリ…。
というのは、せっかくの注文住宅では避けたいところですよね。扉を開けた時にお互い干渉しないよう設計しなくてはなりません。
引き戸のメリット
開いた状態でもスッキリとした印象に
引き戸のメリットは扉を開けている状態でも邪魔にならないところ。
お部屋とお部屋の境目に引き戸を設置することで、圧迫感のない空間を実現できます。
簡単に扱える
開き戸よりも開け閉めが簡単です。
換気がしやすいのでお子さまからお年寄りの方がいるご家庭では採用することをおすすめします。
引き戸のデメリット
防音性や気密性が低い
引き戸のデメリットとして防音性、気密性が低いことが挙げられます。
引き戸の構造上、上下にどうしても隙間が開いてしまいます。そのため開き戸に比べるとエアコンの効きが悪かったり、音が盛れやすくなることがあります。
折れ戸という選択も
主にクローゼットなど収納スペースに使われる折れ戸。
扉が邪魔になりにくい、レールがついていて開けやすいといったメリットがあることからその他の場所でも使われる場合もあります。
あまりドアのためのスペースが確保できないときのために、折れ戸という選択があることも頭の片隅に置いておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
建具のひとつ、扉についてあれこれご紹介してきました。
扉は扉でも、「引き戸」「開き戸」などさまざまな種類がありましたね。
同じタイプのドアでも材質やデザイン次第で性能も変わるので、ライフスタイルや好みに応じて選択するようにしましょう!
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