コロナ後の家づくりで増えてきたこと5選
今日はとにかくとにかく暑かったですね。
こんな日は巣篭もりならぬ、家篭り!
熱中症には十分気をつけていきましょう!
さて、2019年の年末からはじまったコロナ禍ですが、コロナ禍の前と後では、様々な生活スタイルが変わりました。
それは家づくりにおいても言えること。
新築の打ち合わせにおいても、価値観の変化やニーズの変化というものが出てきています。
今回は、そんなコロナ以降、家づくりにおいてどのような変化が出てきたか、またどんな間取りの要望が増えてきているのかをお話したいと思います。
▼目次
・コロナ後の家づくりで増えてきたこと5選
└①家に帰ってきたらすぐに手洗い・体洗い
└②玄関にハンガーラック
└③リモートワークに対応した間取り
└④運動スペースの確保
└⑤アウトドア用品置き場と広い外構
・まとめ
コロナ後の家づくりで増えてきたこと5選
①家に帰ってきたらすぐに手洗い・体洗い
最近の家づくりの要望で一番増えているのが「家に帰ってきてすぐに手(と体)を洗えるようにしたい」という要望です。
小さなお子さまがいるご家庭からこれまでもこのような要望はありましたが、コロナ以降あきらかに増えてきたように思います。
ちなみに、家に帰ってすぐに手を洗える間取りとしては、
・玄関付近に手洗いを設ける
・玄関からすぐに洗面・お風呂場へ行けるようにする
という2つのパターンが考えられます。
比較的取り入れやすいのが、前者の玄関付近に手洗いを設けるというケースです。
コンパクトな手洗いであればそれほどスペースは必要ありませんし、いろんな間取りに対応しやすいです。
では次に、玄関からすぐに洗面・お風呂場へ行くケースを見てみましょう。
玄関からすぐに洗面へ行けるのであれば玄関に手洗いを作らなくても良いですし、汚れた服などもすぐに着替えたりできるなどのメリットがある一方、玄関の近くに洗面・お風呂場を配置することで間取りに制約が出てしまう場合もあります。
洗面・お風呂場は玄関からは近いけども、その分だけ他の場所、たとえばキッチンからは遠くなってしまい家事動線が長くなるなどのデメリットが出てしまうこともあります。
どちらのケースが自分の家に向いているかどうかは、家の向きや敷地条件によるので、迷ってしまったら一緒にどちらがいいか考えていきましょう。
②玄関にハンガーラック
家に帰ってきてすぐに手を洗いたいのと同じように、上着なども玄関ですぐに脱いで掛けられるようにして、菌が少しでも部屋の中に入らないようにしたいという要望もコロナ以降に増えた要望の1つです。
シューズクロークや専用の収納の中に上着を入れられるようにしておけば、玄関もスッキリ見えるようになります。
外で使うものはできる限り部屋の中に持ち込まない。
これがコロナ以降のスタンダードな考え方になりつつあります。
③リモートワークに対応した間取り
コロナは生活スタイルに色んな影響をおよぼしてきましたが、仕事関係で大きく変わったのが在宅で仕事をするケースが増えたということ。
リモートワークで仕事をされる方も増えましたし、会議やミーティングなどもオンラインで行われるようになってきました。
そうなると整えておきたいのが家で仕事をする環境。
仕事がしやすい環境や集中して仕事ができる場所が家に欲しいというニーズが今とても増えています。
中にはLDKの一部にカウンターを設ける予定にしていたけども、今後もテレワークが続きそうなので独立した書斎にしたいという方も。
持ち帰った仕事をするスペースであればLDKにあるカウンターで十分ですが、1日仕事をするとなるとしっかりしたスペースを確保しておきたいという気持ちもすごく分かります。
仕事をする時、どのようなスタイルだと自分は集中しやすいのか。
この部分を一度頭の中で整理してみるのが、快適なリモートワーク環境を作る時のポイントとなってきます。
④運動スペースの確保
コロナが広がると共に、スポーツジムも三密になりやすいということで一時休止になりました。
一方、運動不足解消のために見る人が増えたのがYouTubeのエクササイズ動画です。
結果、運動すると言えばジム!と思っていたけれど、ジムに行かなくてもお家で十分運動できるということが分かったという声も多く聞かれるようになりました。
ジムに行かない分、リビングなどに運動するためのヨガマットなどを置けるスペースを確保したい、小さくていいのでトレーニングルームが欲しい、という要望が増えてきています。
⑤アウトドア用品置き場と広い外構
コロナ禍ではお家アウトドアが流行りました。
、気軽に外に出て日光を浴びることができるお庭やバルコニー、水遊びやBBQができる広いウッドデッキが欲しいという方も増えるようになりました。
三密を避けて、山や海へお出かけしたり家でアウトドアを楽しむ方が増えたことでたくさんあるキャンプ用品を収納するスペースが欲しいというお声をよく聞くようになりました。
そこで取り入れたのが、1F部分に玄関の動線上、もしくは玄関とは別の入り口でアウトドア用品を収納するスペースをつくることです。
別の入り口にすれば来客時に気を使いませんし、専用でつくれば物の出し入れがとってもスムーズ。
アウトドア用品だけでなく、子どもたちの自転車、外で遊ぶおもちゃ、季節ものなどたっぷり大雑把にしまうことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
これまでは家はくつろいだり家族で楽しんだりする場所で、仕事や運動などは外で行うというのが普通でしたが、コロナ以降では家の中は「くつろぐだけでなく、自分たちがスムーズに過ごせる空間づくり」が求められるようになってきました。
家に何がどこにあると毎日快適に生活できるのか。
この機会にもう一度整理してみるのも良さそうですね!