おはようございます、伊藤です。
今回は建物で一番大切な構造について。

 

先日名古屋へ構造の講習会に行ってまいりました。

 

 

以前から業界の中でよく言われる話があります。
「あの設計は意匠やな」、「あの設計は構造やな。」
これ意味わかります？

 

建物を計画するについて何を優先しているかという意味合いです。

 

外観や内観の意匠性を重視するか、
意匠性は大事ですが構造を優先して設計しているかということです。

 

よく考えなくてもわかる話ですが、一番に優先すべきは当然に建物の構造です。
耐震性をいかに重要視するか、これが一番大切です。

 

しかし、どうしても外観をスタイリッシュにしてカッコ良さを求められるお客様も少なくありません。
しかしそこは我々プロの目で、ここには壁を作りたい、ここには柱がほしいとハッキリと主張すべきです。
お客様に気に入られたいだけで構造を軽視してはいけません。

これには理由があります。
少し無理のあるプランでも建築確認申請が通過してしまう現実があります。
えっなんで？と思われるでしょうが事実です。

よく言われる耐震等級です。耐震等級1、これは建築確認申請の最低限のレベル。
これさえクリアすれば申請は通過します。

しかし、耐震等級1では、震度7強の地震で倒壊はしなくても損壊の危険性があります。
その後生活するには修繕工事などが必要なり、結果的に費用を負担して頂くことになります。
リビングを大きくしたり、大きな窓が欲しいなどの理由で、耐震等級が下がる場合があります。
※改善の方法は色々あります。

 

耐震等級3、これが現状の最高等級です、その為にはどうしたらいいか。
地震国で建築に関わる者として。

 

お客様のご希望と伴に、言うべきことは言わせて頂きます。

 

 

何度も言いますが、建物は構造が一番です！

 

 

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