みんながつけてる「シューズクローク」!失敗しないポイントとは?
こんにちは!重信工務店の情報通タヌキです!
1月に入りますます寒くなってきましたね!こんな時は帽子にマフラーに、手袋に、もこもこな冬用ブーツも・・なんて着ぶくれてしまいそうな私です。
実際にそんな恰好で出勤したら「今日登山いくの?」なんて言われてしまいた笑
今日はそんな外用の荷物が多い方必見の「シューズクローク」について勉強していきましょう。
今この記事を呼んでいただいている方は、新しい住まいで「シューズクローク」を検討中だと思います。
ズバリ!!なぜ検討中ですか?
☑みんながやっているから!
☑おしゃれなお家にはあるから
☑片付けが楽そう!
そんなイメージがあるのではないでしょうか?
検討中ということは現在賃貸、もしくは古いお家にお住まいで、自分と子どもたちのスニーカー、旦那様の大きなくつ、雑に履けるクロックスが転がっていて、玄関がいつのまにか砂だらけ!そんな風になってしまっているのではないでしょうか。
そう、まさに「シューズクローク」は玄関まわりの救世主!
すっきりものをしまうことができるので、今の家づくりにはほぼ取り入れられています。
でも設計するときに「シューズクロークが欲しい」とだけ伝えようと思ってませんか?
「シューズクローク」と言っても、間取りや使い方、収納量を自由に決めることができるので任せすぎてしまうと「こんなはずじゃなかった!」と後悔することも。
今回の記事では「シューズクローク」のポイントをお伝えしますので、ポイントを抑えてしっかり考えておけば、あとから後悔することもなくなります!
|もくじ
・「シューズクローク」と「シューズボックス」は何が違う?
・「シューズクローク」の動線
・扉をつける?つけない?
・失敗しないためのアドバイス
・まとめ
・「シューズクローク」と「シューズボックス」は何が違う?
シューズクロークとは、玄関横に作られた大きな収納スペースのことで、「靴を履いたまま出入りできる」のが特徴です。
間取り図では「SC(シューズクローク)」や「SIC(シューズインクローゼット)」と表示されています。
「下駄箱」である「シューズボックス」と違うのは、「シューズボックス」は扉付きの棚でありほぼ靴専用である場合が多いのですが、「シューズクローク」は扉の無いオープンな収納棚、コート掛けをはじめ”玄関周りに置いておくと便利なもの”を収納することが出来るスペースとして活用できる点です。
シューズボックスに向いている人
・「狭小地・変形地」の土地に建物を建てたい方
・「物」をあまりもたない方
シューズクロークを取り入れている方も多いですが、まだまだシューズボックスも多いです。
玄関にフォトフレームや植物を飾ったり、鍵を置いたりできるメリットもありますので建物の広さ、間取り、自分たちのライフスタイルに沿って考えていきましょう。
それでは「シューズクローク」についてご紹介していきます。
・「シューズクローク」の動線
シューズクロークは主に2つのタイプに分類されます。玄関の横に空間を設ける「ウォークインタイプ」と、行き止まりをつくらずに室内に通り抜けることができる「ウォークスルータイプ」の2種類です。
▼「ウォークインタイプ」
通り抜けできない形状のシューズクロークです。最低でも1畳ほどあれば人が入って物の出し入れを行うことができます。3畳ほどあると、だいぶゆったりとした広さになりますので傘や自転車、ゴルフバックや外構用品あども置いておけるでしょう。
|ウォークインタイプに向いている人
ウォークインは、「玄関近くに大容量の収納が欲しい」という方に向いています。
例えば
・アウトドア好きで「キャンプ用品」「登山」「スキー・スノーボード用品」「釣り具」「ゴルフ」など、外用の靴や用品がたくさんある方。
・外構や庭造りが好きで、DIYグッズがたくさんある方
・靴やアウター、ヘルメットなど外用のものをたくさんもっている方
といったところでしょうか。
壁に対し「どれだけ」「どんな」棚を置くかはご家族のライフスタイル次第。せっかく作ったはいいけど棚の幅や高さが足りなくて「置けない」なんてことが無いようにしっかり設計士に相談しましょう。
▼「ウォークスルータイプ」
玄関側と室内側に2つの入口を設けた、通り抜けできるタイプのシューズクローク。靴を脱いで収納した後に、そのまま室内へ入ることができます。
|ウォークスルータイプに向いている人
ウォークスルーは「動線を大切にする」方に向いています。
例えば、
・お客様と家族が通る場所を別けたい
・物をなくしやすいので「動線上」に「バック」や「靴」を置きたい
・靴を脱いですぐに「パントリーに物を置ける動線」が欲しい。
といった、動線重視の方向けです。
便利になる分、通路の幅の確保が必要なので「ウォークイン」よりも収納量が少なくなる可能性があり、中途半端なサイズでつくってしまうと、使いづらくなる可能性もあります。
自分たちにどれだけの「収納」が「どれぐらい」いるのか、今お持ちの荷物量と、今後増える予定のものなど「リスト」をつくると無駄が減りそうですね。
・扉をつける?つけない?
ウォークスルータイプのシューズクロークは、玄関土間側と室内側に出入り口があり、それぞれに扉を付けるかを選択することになります。
扉を付けない場合はドアの開け閉めが不要なので生活動線がさらにスムーズになるメリットがあります。ただし、間取りによっては玄関や部屋からクローク内が丸見えになること、室内側の出入り口がリビングなどの居室と直接つながっている場合はニオイが流れ込みやすいことに注意が必要です。
例えば扉をつけるなら「引き戸」という選択肢もあります。戸袋をつける必要があるので収納量に影響しますが、ドアよりも幅を取らないため間取りによっては便利になることでしょう。
<こんな「ウォークスルー」タイプのシューズクロークは注意>
・家族用のクロークを通ると、リビングが遠まわりになる。
・通り抜けるまでの扉の開け閉めが面倒
・物を置きすぎて通るのが大変
これでは「便利」にならず、そのうちに使われなくなってしまい結局お客様用の通路に家族の靴が置きっぱなし」ということもよくある話です。
この失敗を防ぐためには、家族がクローク内を通るメリットや合理的な理由がはっきりした間取り作りをする必要があります。
・失敗しないためのアドバイス
その1.「クローゼット」にしまいたいものを書き出しましょう
その2.書き出したもののうち「玄関近くに置いておきたいもの」をリストアップ
その3.その収納量が本当に必要なのか、検討する
その4.臭い対策
ウォークスルーにしても、ウォークインにしても1畳から3畳設ける方が多いです。
そうすると1間使うぐらいの広さになりますので、その上で「動線」を優先するのか「収納量」を優先するのか考えて間取りにつなげていきましょう。
どうしても「ウォークスルー」が気になる場合は、家族も使い続けてくれる工夫が必要かもしれません。
例えば、「ウォークスルー」を抜けた先に「手洗い」を設置したり、リビングと繋がるドアを設けるいった「こちらの方が便利」という動線をつくることで「使われない」を防ぐことができます。
そしてウォークイン、ウォークスルーのどちらであっても、臭い対策が必要です。
対策方法としては、このようなものがあります。
▼詰め込みすぎない!
衣類がたくさん入っていてごちゃごちゃしていると、クローゼット内の通気性が悪くなります。
衣類と衣類の間が少しは空くようにして収納するようにしましょう!
▼靴に「靴用乾燥剤」を入れておく
ドラッグストアやホームセンターで売っている靴用の乾燥剤を入れておくと、臭いのもとになる菌の増殖を抑えることができます。
▼除湿剤や重層を置く
クローゼットの中に湿気がたまるとカビなどが発生する原因となります。市販の除湿剤や重層、芳香剤や消臭剤などを置いておけば、湿気を吸い取って、クローゼット内の湿度を安定させてくれます。
▼窓や換気扇で適度に換気して、臭いがこもらないようにする
そもそもの臭いが溜まらないように、換気できる窓の設置をおすすめします。
常時換気しておくのが良いですが、難しい場合でも週に1~2回は換気しましょう。
|まとめ
いかがでしたでしょうか。
プランを考えられるときの参考にぜひしてみてください。
またつけてからの生活のことも考えて、なるべく家事の負担にならないように計画しましょう!