湖南市地元工務店社長ブログ『家づくりで損しないでください!ローン編②』
代表の伊藤です。
今回は『家づくりで損しないでください!ローン編②』をお送りします。
目次
①年収だけで判断しないで下さい!
②倹約家と浪費家
①【年収だけで判断しないで下さい!】
次は、本格的な資金計画について考えましょう。
まず、あなたがイメージした金額と内容で家作りを提案してくる住宅会社があるとしたら・・・
その営業担当との打合せは中断すべきだと私は考えます。
もちろん、そのイメージした金額が、
お金の専門家に相談をしたうえでの答えならOKです。
しかし、なんとなくコレくらい・・・とか、
インターネットのシミュレーションソフトを鵜呑みにして・・・
ということであれば、危険極まりない、資金の算出方法です。
もちろん、あなたの目安としては、とても良い情報です。
ただ、問題なのは、お客様の声を鵜呑みにし、確認もしてこない営業マンです。
多くの人は、家づくりが始めての経験にも関わらず、
その人の意見を重宝するプロなんて、そもそもおかしいと思いませんか?
お客様のことを本当に考えるのであれば、お客様の意見ではなく、
プロとしてしっかりと、
なぜ、そのような金額でと考えているのかを確認しなければならないのです。
借りられる金額と借りても良い金額
そして、資金計画を考えるのに重要なのは、年収です。
年収から借りられる金額を考えます。
仮に500万円の年収で
借りられる金額は、約3,500万円
月の返済額は、10万3千円 ※フラット35金利1.23%の場合
と出てきます。
おおよそ、年収の35%が、住宅ローンへの支払いとなります。
もし、この計算で、提案をしてくる住宅会社があるとしたら、
その担当者は辞めてもらいましょう。
あなたの将来のことなど、なにも考えていないに決まっています。
(将来の収入や、自己資金の額を知っての行動なら別ですが・・・)
一般的な住宅会社の営業マンは、年収の25%~30%で住宅ローンを考えましょう。
と言ってくるでしょう。
このように話をしてくる営業マンは、35%というような営業マンよりは、全然マシです。
ただし、これも安易な答えだとは考えないほうが良いです。
②【倹約家と浪費家】
入ってくる年収は一緒だとしても出ていく支出は家族によって違いがあるものです。
そう、倹約家と浪費家の家庭があるわけです。
仮に、世帯年収600万円の家でも、
毎月貯蓄をできる家計もあれば、赤字家計になってしまう家もあるのです。
この性格の違う家庭が、同じ年収だからといって、
家にかけるお金を同じにしても良いのか? というと、
違うと判断せざるをえません。
つまり、年収が一緒でも、資金計画は変わってくるということです。
シュミレーションや本に書いてある情報は、
あくまで平均的な家庭を想定しているのであって、
あなたの家庭・家計に、当てはまるかどうかは、わからないのです。
では、家を建てたからといって、浪費家の家庭の浪費癖が直るか?
と言えば、倹約家の家庭にまで直ることは、本当にむずかしいことです。
自分の家がどのような家計なのかを知った上で、
また、どのような家計なのかを聞いてくれる、住宅会社と資金計画を立てなければ、
自分達にあった安心した将来設計はできないのです。
ポジティブシンキングをしすぎない これよくありがち
住宅ローンを組む上で重要なことは、
長期間にわたって払い続けるということを理解しておかなければならないということです。
最初は支払いが、苦しくても、年収もあがっていくし、次第に楽になっていくだろう・・・
家を持つのだから、多少は我慢しないと・・・
こんな不景気だから、金利なんかあがらないだろう・・・
少しぐらい予算があがっても大丈夫だろう・・・
同期のあいつと同じ金額だから、問題ないはず・・・
など。
このような住宅を選ぶ際のちょっとした考え方の油断で、
実は、あっという間に日常生活に支障が生じる可能性が、あるのです。
大切なのは、老後まで安心して快適に、
そして楽しく過ごせるかどうかが、家づくりの目的です。
ちょっとした油断が、楽しく快適に過ごせるかどうかを邪魔するかも知れません。
家作りはときに、お金の感覚を麻痺させます。
冷静に考え、ポジティンブシンキングだけで進めないようにしてください。
頭金の重要性は?
家作りをする上で、頭金が重要と考えられます。
しかし、頭金を気にするあまり、
大きな損をする可能性があることも知っておいてください。
なぜ、頭金が必要なのかご存知ですか?
これは、以前に住宅ローンを組むのに頭金として
20%を用意しなければならなかった私たちの親世代、
頭金を必要と考える理由のひとつと思われます。
また、住宅ローンの月々の支払い額を減らすためにも、
頭金をできるだけ大きく積んで、月々の負担を軽減しよう。
そのために、頭金となる貯蓄をつんでから家づくりをしようと考える人もいます。
これが2つ目の理由でしょうか・・・
次回は引き続き頭金と返済シミュレーションについて。
ご拝読頂きありがとうございます。
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